特定悪臭物質について

Last Updated on 2020年8月24日 by caorimaison

法律では悪臭について環境法の悪臭防止法のなかで22種類の物質が特定悪臭物質に指定されています。

下記は検知閾値順で並べた表です。

物質名 検知閾値(ppm) 臭い
トリメチルアミン 0.000032 腐った魚臭
ノルマル吉草酸 0.000037 むれた靴下臭
メチルメルカプタン 0.00007 腐った玉ねぎ臭
イソ吉草酸 0.000078 むれた靴下臭
イソバレルアルデヒド 0.0001 むせるような甘酸っぱい焦げ臭
ノルマル酪酸 0.00019 汗臭い臭
イソブチルアルデヒド 0.00035 刺激的な甘酸っぱい焦げ臭
硫化水素 0.00041 腐った卵臭
ノルマルバレルアルデヒド 0.00041 むせるような甘酸っぱい焦げ臭
ノルマルブチルアルデヒド 0.00067 刺激的な甘酸っぱい焦げ臭
プロピオンアルデヒド 0.001 刺激的な甘酸っぱい焦げ臭
アセトアルデヒド 0.0015 刺激的な青ぐさ臭
二硫化メチル 0.0022 腐ったキャベツ臭
硫化メチル 0.003 腐ったキャベツ臭
イソブタノール 0.011 刺激的な発酵臭
スチレン 0.035 都市ガス臭
プロピオン酸 0.057 刺激的な酸っぱい臭
メチルイソブチルケトン 0.17 刺激的なシンナー臭
トルエン 0.33 ガソリン臭
キシレン 0.38 ガソリン臭
酢酸エチル 0.87 刺激的なシンナー臭
アンモニア 1.5 し尿のようなにおい

検知閾値とは、臭いセンサーで測定しているのではなく、
嗅覚パネル選定試験に合格した6名上の人が臭いを検知した濃度の平均です。

検知閾値はあくまで人による評価なので、気温や湿度によっても異なります。
気温が高いと揮発性が増し、湿度が高いと空気中の水分と臭いが結び付いて空気中に滞留しやすくなるので、冬よりも夏のほうが臭い感じやすくなります。
詳しくは別リンクの大阪大学の実験結果をご参照下さい。

22種類の悪臭物質の中では 、アンモニアは検知閾値が最も高いので、最も濃度を濃くしないと臭いとして検知できない物質です。

私たちの生活では22種類の臭いが混ざりあい悪臭を放っています。
例えば、体臭といってもアンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、イソ吉草酸などが混ざっています。

悪臭物質は空気中に漂っていると悪臭を放ち厄介ですが、実は私たちの生活に欠かせない物質でもあります。

例えば、トリメチルアミンの場合、繊維油剤、逆性石けん、イオン交換樹脂原料、医薬品、加工食品のフレーバーとしても使用されています。

また、アンモニアの場合は国内で年間約120万トン生産され肥料、染料、医薬、爆薬などの用途で使用されています。

Follow me!