フレグランスによる消費量の違い

Last Updated on 2020年8月26日 by caorimaison

AirQについて、フレグランスの種類によって同じレベルでも消費量が異なるのはなぜか?
というご質問頂くことがありますが、これは香料によって密度が異なるためです。

例えば、気温が4度の場合、水の密度は1g/㎤ですが、
バニリン(バニラの香りがする香料)は1.056g/㎤
リモネン(レモンの香りがする香料)は0.841g/㎤です。

香料によって密度が異なるため、軽い密度の香料でブレンドされている
フレグランスは同じディフューザーのレベル(Intensity)でも消費が早く、
重い密度のフレグランスは消費が緩やかです。

しかし、密度が低い=空気中に長時間漂う=よく香る
という訳でもありません。
よく香るかどうかは香料そのものの香りの強さも関係してきます。

例えば、ワインのコルクが原因となる異臭の成分であるTCA(トリクロロアニソール)は
1ppt(1兆分の1)の濃度でも人は匂いを検知できます。

つまり1㎥に0.000001mlのTCAが空気中に漂っていて、匂いを感じることができます。

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