桂花陳酒(金木犀と白ワイン)

10月に入るとあちこちでキンモクセイの香りが漂っています。
キンモクセイは中国が原産で江戸時代に日本に入ってきたようです。


キンモクセイの甘い香りを楽しみたいと思い、
桂花陳酒という白ワインにキンモクセイを加えて熟成させたお酒を造ってみました。
桂花陳酒は楊貴妃が愛したお酒といわれ、カクテルの「楊貴妃」は桂花陳酒をベースに
ライチリキュール、グレープフルーツジュースが入っています。


今回使用したキンモクセイは中国産で乾燥させたものです。
生のキンモクセイとは違い、マンゴーのような南国系のフルーツの甘い香りが特徴的です。


キンモクセイの主な生産地は中国南部の柱林市です。
1940年代から柱林市ではキンモクセイの香料産業が盛んで、主な消費地は中国国内と日本です。
フレグランスの世界では、フローラルではなく、フルーティーとして分類されます。


お酒が苦手な方は緑茶やウーロン茶にキンモクセイを合わせ柱花茶としてお楽しみください。